ホームページを制作会社に頼んだのに効果がない原因と対処法
数十万円かけてホームページを制作会社に頼んだのに、問い合わせが1件も来ない——。この記事は「どの制作会社を選ぶべきか」の話ではありません。すでに作り終えた方に向けて、公開したあとに何が足りていないのかを診断し、追加費用をかけずに自分で動かす方法を解説します。結論から言うと、効果が出ない原因のほとんどは制作の品質ではなく、公開後に誰も運用していないことにあります。
まず切り分ける:問題は「見られていない」か「見られたが動かない」か
原因の特定は、この2択から始めます。ここを飛ばして施策を打つと、必ず的を外します。
| 症状 | 原因の所在 | 打つべき手 |
|---|---|---|
| そもそもアクセスがほぼゼロ | 見つけられていない(集客の問題) | 検索に載せる。以下の診断1〜3へ |
| アクセスはあるが問い合わせゼロ | 伝わっていない(転換の問題) | 導線と内容の見直し。診断4〜5へ |
Google Search ConsoleとGoogle Analyticsを入れていない場合は、まずここから。無料で、この切り分けが数分で終わります。逆に、この2つがない状態では何も判断できません。
診断1:そもそもGoogleに登録されているか
意外に多いのがこれです。Googleの検索窓に site:あなたのドメイン と入力してください。ページが1件も出てこなければ、あなたのサイトは検索結果に存在していません。順位以前の問題です。
対処は、Google Search Consoleにサイトを登録し、sitemap.xmlを送信し、主要ページのインデックス登録をリクエストすること。制作会社がここまでやっていないケースは珍しくありません。
診断2:会社名以外の言葉で検索されているか
会社名で検索すれば出るのは当たり前です。問題は、あなたを知らない人が使う言葉で出るかどうか。「地域名+業種」「サービス名+悩み」で実際に検索してみてください。出てこないなら、集客の入口が存在していないということです。
ホームページ制作の見積もりに「SEO対策込み」と書かれていても、実態は初期設定(タイトルタグ等)までというケースが大半です。継続的に検索から人を呼ぶ仕組みは、通常そこには含まれていません。
診断3:公開後、ページが増えていないか
ここが最大の分岐点です。制作時に作った5〜10ページのまま止まっているサイトは、検索エンジンから見ると「更新されていない、情報量の少ないサイト」です。検索から人が来るのは、たいてい会社紹介ページではなく、悩みに答える記事ページです。そのページが存在しなければ、来ようがありません。
「制作会社に頼んだのに効果がない」の実態は、多くの場合ここです。制作は建物を建てる仕事であり、そこに人を呼ぶ活動は別の仕事だからです。
診断4:問い合わせ導線が機能しているか
アクセスはあるのに問い合わせがない場合、次を確認します。
- 電話番号・問い合わせボタンがスマホの画面上部にあるか
- 問い合わせフォームの入力項目が多すぎないか(5項目以内が目安)
- 「何をしてくれる会社か」がトップの最初の画面で分かるか
- 料金や進め方の目安が書かれているか(不明だと問い合わせ前に離脱する)
診断5:スマホで見て破綻していないか
自分のスマホで開いてみてください。文字が小さい、ボタンが押しにくい、読み込みが遅い——このどれかがあれば、そこで失われています。制作時にPCで確認して終わっているケースが多い部分です。
追加費用をかけずに、今日から自分でできること
診断が終わったら、優先順にこれだけやれば十分です。
| 優先 | やること | 費用 |
|---|---|---|
| 1 | Search Console・Analyticsを設置し、現状を数字で把握 | 無料 |
| 2 | インデックス登録をリクエスト | 無料 |
| 3 | 顧客の悩みに答える記事ページを追加していく | 自分の時間 |
| 4 | 問い合わせ導線をスマホ基準で直す | 無料〜小 |
3番目が本丸です。制作会社に追加発注する前に、まず自社で1本書いてみることをおすすめします。あなたの現場にしかない知見は、外部ライターには書けないからです。
【実データ】私たちが新規サイトで実際に経験したこと
参考として、私たち自身の実測値を公開します(2026年6〜8月時点、enkiseojp.com)。
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 公開記事数 | 19本 |
| インデックス | 当初6本 → 加筆後15本 → その後4本まで低下 |
| 狙ったキーワードでの1ページ目表示 | ゼロ |
ここから、ホームページを作ったのに効果が出ない方に直結する教訓が3つあります。
教訓1:ページを作っても、Googleに登録されないことが普通にある。薄い内容のページは、公開してもインデックスされませんでした。「作った=載る」ではありません。診断1を必ず確認してください。
教訓2:技術的な不備は静かに効く。私たちは同じURLに複数ページが重なる不具合を起こし、登録数が大きく下がりました。制作会社に任せきりの場合、こうした不備は誰も気づかないまま放置されます。
教訓3:狙う言葉を間違えると、何ページ作っても届かない。競合の強い言葉を選んだため、私たちはまだ上位表示に至っていません。ページ数より、どの言葉で戦うかが先です。
記事を増やす負担をどう扱うか
診断3の「記事を追加する」が最も効果的で、最も続きません。ここを機械に任せるという選択肢があります。私たちが提供しているJP SEO Botは、キーワードの難易度を判定し、日本語SEO記事の下書きを生成するツールです。あなたは自社の一次情報を足して仕上げるだけになります。登録不要で試せるので、制作会社に追加発注する前に比較してみてください。
まとめ
ホームページを頼んだのに効果がないとき、疑うべきは制作の品質ではなく、公開後の運用が存在していないことです。まず「見られていない」のか「見られたが動かない」のかを切り分け、Googleに登録されているか、会社名以外の言葉で出るか、公開後にページが増えているかを順に確認してください。追加発注の前に、自社で1本記事を書く。これが、すでに払った制作費を活かす最も現実的な一歩です。
よくある質問
ホームページを作ったのに問い合わせが来ないのはなぜですか?
多くの場合、制作の品質ではなく公開後に運用されていないことが原因です。まず「見られていない」のか「見られたが動かない」のかを切り分けてください。
制作会社にSEO対策込みで頼んだのに効果がないのはなぜ?
見積もりのSEO対策は、タイトルタグ等の初期設定までであることが大半です。継続的に検索から人を呼ぶ運用は通常含まれていません。
追加費用をかけずにできる対処法はありますか?
Search Console・Analyticsの設置、インデックス登録のリクエスト、顧客の悩みに答える記事ページの追加、スマホ基準での導線修正——この4つは無料または自分の時間だけで実行できます。